学校が変わる、学年が変わる、習い事を始める、変える。
外交的な子達には刺激だが、内向的な子達には壁。
息子は中学に入って知っている子がいなかった。
そんな時にテニススクールを変えた。
テニスを始めたころからずっといたスクールでとても居心地の良いところだった。設備も整っていて出来るなら変えたくなかった。
息子は中学に入ってから本格的にテニスをやりたいと思っていた。
受験したのもテニスをやりたいから。
小学五年の頃にそのスクールの育成に誘われたが受験のため断った。
中学になったら入れてもらえると思ったが、すでに中学生のレベルが高く相手にならないと思われたのか、待っても声をかけてもらえなかった。ま、あといろいろあったんだけど。
今思えば環境が激変している時にスクールを変えるのは無謀だったかもしれない。
久々に公認試合に出るが、もちろん勝てない。
新しいスクールは遠くてそれだけでストレス。
勉強も難しい。
テニススクールも毎週1回、2回は休む。
陰キャラに磨きがかかった。。。。
これはいかんと思いカウンセリングができるところを近場で探した。
1回目は私も一緒に行ったけど、私に原因があるかもと思い
2回目は1人で行かせた。
カウンセリングって病気になって行くというイメージが息子にあったので嫌がったが、カウンセリングの後、2人ともすっきりした気持ちになれたのが不思議だった。
話を聞いてもらい、それについて客観的に話を整理してくれるだけなんだが、第三者からの言葉って素直に聞けるんだよね。特に息子。
その先生は幸運にも学生時代テニスをやっていたのでスポーツの辛さも理解している。
こうしろ、ああしろとは言わない。
1時間のカウンセリングで膨れ上がっ風船に小さい穴を開けてくれた感じだった。
破裂はさせない。
すぅ〜っと力が抜ける感じ。
特に男子は思春期頃に必要ならカウンセリングを受けると良いと思った。親は相談相手にはならない。
友達も腹を割って話せるような時代じゃない。
カッコつけたい時に惨めな姿を友達には見せたくないもんね。
ひとつそういう場所を作れたのは良かった。
これは中学1年の頃の話。
そして、しばらく調子が良かったのだが、
コロナで変になってきた。
試合がない。16歳で後があまりない。
2020年の2月からポイントが凍結されてどうにもならない。
また息子の焦りが大きくなった。
11月から試合が再開したが、モティベーションが底辺に。。。。
息子から、
「先生と話したい」と言い出した。
もちろん内容はわからない。
テニスのことか。
学校のことか。
家のことか。
だけどすっきりした表情で帰ってきた。
疲れていても練習に行くようになった。
モティベーションが底辺になったこともあり、
みんなから少し出遅れたが、最近勝てるようになってきた。
気持ちってプレイに出るね。
まだテニスができるだけありがたいと思わなきゃいけないな。