中学受験の代償

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息子は中学受験をやり、今中学2年生。

噂などからある程度は覚悟はしていたが、
家族全員が嵐に巻き込まれたような修羅場を経験した。
もし、戻れるなら。。。やらない。

途中で何回も辞めようとした。
でも、息子は諦めなかった。
「途中で投げ出したくない」
周りに同じように頑張っている子達が多くいた。
そこから離脱はしたくない、彼なりのプライドがあったと思う。

いつかは終わる。12歳の子どもが初めての試練と戦っている。
親の私が諦めてはだめだと自分に言い聞かせてなんとか1日1日を踏ん張った。
息子は本当にいろいろなことを我慢した。

今だから落ち着いて話せるけど、受験直後は結果はもちろん
学校の話はだれともしたくなかった。
暗黙のルールで受かった組も残念だった組も聞きださない、話さないがあった。
しかし、受験しない組は容赦なかった。。。(^_^;)
会った瞬間に駆け寄り直球で「どうだった???」と聞かれた。
諦めて話したけど、そおっとしておいて欲しかった。

進学先は子供同士でバラしていたから親が隠しても無駄だったけど。。(笑)

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入試初日の2月1日。
雪が降っていて寒い日だったな。

出かける前にトイレからなかなか出てこない息子。
どうしたのかと思ったら、緊張のあまり吐いてしまったらしい。
緊張と疲れ。あの時は体力的にもかなり限界だった。
最後の1ヶ月は息子も私も湯豆腐しか食べられなかったし、
私も息子も肌荒れがひどかった。

言葉少なく試験会場に。
校門前には塾の先生達が応援にかけつけていた。
「あ、先生だ。。」と息子。

出来なくても辛抱強く教えてくれた。
サボったらまじに怒った。
授業の後、夜9時にコンビニで一緒にアイスを食べていた。

門に向かって歩いていた息子をすぐに見つけてくれて
こっち、こっち!と手招きした。
そして、ガシッと息子の手を握って、「がんばれっ!」と
背中を押してくれた。
それを見て涙が出そうだった。
息子はグッとお腹に力を入れた覚悟ができたように見えた。
一緒にやってきた先生のパワーはやっぱりすごい。

お金のためだけだったら塾の講師は続かない。
確かに業績を出すのに必死なのはわかっている。
それを感じたこともあった。

でも、あそこまで付き合えるのは、教えるのが好きなんだなと感じた。
一生懸命な子どもと親を精一杯サポートする。
でも、やる気がなければ、いるだけでも良いですよというスタンス。
とてもはっきりしていた。

何かをとことんやる所には必ず挫折と成功がある。

第一志望は落ちた。
でも、息子は最後までやり遂げたけた。

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息子の小学校では半分以上の子達が受験をした学年だった。
よく駅で制服を着た息子を友達を見かける。

今は中学に仲の良い友達がたくさんいる。
少ない休みになんとか都合をつけて
むさ苦しい男子5人でパンケーキを食べに行ったりもしている。
宿題をラインで送り合い、オンラインで一緒にゲームをやったりしている。

買い物で駅に息子と行った時、駅前で見慣れた顔を見つけた。
小学校の時のママ友が数人立っていた。
周りを見たら、あら、息子の同級生が10人ほど集まっている。
何事かと思ったら、親の転勤で海外に引っ越すことになった同級生を見送りに
来ていたのだ。

まったく知らなかった。
女の子の同級生だから連絡はとっていなかった。
しょうがないけど。

ちょっと寂しそうだった息子。
その子が行ってしまうということではなく、
知っていた仲間を外から見ているような疎外感。

息子は男友達と一瞬「おう、、」と言葉を交わしただけだった。

学校が違うと近所にいる友達は遠い存在。
外に出て数分歩けば以前一緒に遊んでいた子達がいるのに。。。

数人連絡を取り合っている小学校の友達はいるが、会って遊ぶまではしない。
部活、習い事、塾などで予定が合わないのだ。
だからちょっと時間があった時にラインで連絡を取り合い、オンラインでゲーム。

なんだろうなぁ。。

自分のことを振り返れば、中学まで一緒だった友達は高校進学後は疎遠になったな。

ガチで上を目指したり、何かを習得するには
時間がなくなるという代償がある。

時間の中に、人それぞれのやりたいことがある。

中学受験の代償は小学校最後の3年間は勉強に時間を取られすぎた。
友達との時間、
テニスの時間、
ぼぉっとする時間、
これがほとんどなかった。

あと、卒業後の小学校の友達との時間もなくなった。

自分にとってやりたいことの順番を理解していないと、一番やりたいことが遠くなる。

ガツガツしすぎるのはよくないけど、
時間を大事にしないとね。

なくなったことばかり書いたけど、それ以上に得たものも沢山ある。
プラスマイナス、ゼロ?

辛い思いが大きかった中学受験だけど、最近ちょっとだけ
”頑張った”経験になってきた。

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